サボッている間にとうとう11月になっちゃいました。
28日に30km走をしてからは練習はまったりモードで10km前後走るだけにして、その代わり軽い筋トレ(スクワット・腹筋・背筋・腕立てくらい)をしています。
そしてついにコレに手を出してしまいましたぁぁ!!

プロテイン。
・・あ、キモい?
これは
ザバスの「タイプ3エンデュランス」、マラソンやトライアスロンなどの持久系スポーツのための筋肉をつくるプロテインです。
瞬発系の筋肉をつくるには動物質の乳清(ホエイ)プロテインが向いていて、持久系には植物性の大豆(ソイ)プロテインがいいそうな。
むかーしむかぁーし、姉が飲んでいたプロテインは超・超!マズかったけど、ずいぶん美味しくなっていてびっくり。
まぁ「甘味に飢えているとつい美味しく感じてしまう」程度ですけどね。
これ飲むと結構満腹感もあってダイエットにもなるかな、と。
次買うときはザバスの
「ウェイトダウン」にしてみようかなー。こちらもソイプロテインで、「タイプ3」とカロリーは同じ、たんぱく質は多く炭水化物が少なく、余分なエネルギーを溜め込ませないガルシニア配合、だそうな。

金曜日にはいよいよ東京マラソンの当落通知メールが届き始めるらしいです。
どきどきどき。
今年は7.5倍という狭き門で、「走るより当るほうが大変」と評判ですが、応募者の何割かは「自分ひとりしか当らなかったら走らなーい」というユルい人もいるだろうし、一方、3年越しの熱い思いをかけている人もいるだろう。
でも、こうなったら走りたいなぁ!一人でももちろん!
10月の走行距離、なんと192kmでした。過去最高。
湘南国際まであと11日。きゃーーー!!
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図書館から借りて今日読み終わりました。
桂 望実
「Run! Run! Run!」。

普通にスポ根のランニング青春小説かと思ったら・・・違いました。
今朝の電車の中で、あやうく泣き出すところでした。
ネタバレになるので内容はご紹介しませんが、オススメであります。しばらくしたら買って読み返そうと思います。
この本も、「ラン」と聞くとアホになる状態の私の愛蔵本になる予定ですが、ランニングのモチベーションを掻きたてる私の愛する2冊はこちら。
「走ることについて語るときに僕の語ること」ハルーキ・ムラカミ。

そして
「風が強く吹いている」三浦しをん。

どちらの本も、何度読んだかわからない。
ベッドの脇に常に置いてあって、今またぱらぱらと寝る前に読み返してみたり。
湘南国際のときも、前夜、村上春樹には励ましてもらおうと思います。
湘南国際まであと10日。ひえぇぇぇ・・・・!!!
昨日は、早起きしてタッチーとミロと一緒に地元開催の
横浜マラソンを見物しに行って来ました。
この横浜マラソンは10kmとハーフのコースがあり、10kmはまあ常識的な制限時間(1時間10分)なのだけれど、ハーフ(21.0975km)は制限時間1時間57分。なんとキロ5.5分で走っても間に合わないの!
ありえない。これで市民マラソンとは恐るべし・・・
案の定、スタート地点の山下公園はガシガシ走りそうなランナーでいっぱい。

スタート地点では、中田横浜市長がなにやら打ち合わせ中。
(あまりの人出で危険なのでミロ捕獲中)

スターター中田市長が手を振る下、スタート!

すごい人数に見えますが、ハーフはほんの2500人、10kmも3500人くらいでした。
湘南国際はフル9000人、10km7000人も走るのだ!どんな混乱・混雑状況になるのかちょっと怖い・・・
10kmの部では招待ランナーとしてタレントの清水圭さんが出走。最前列で、ヘン顔で気合入れ中(?)

ランナーたちが走り去った後、スタートゲートで記念撮影。来年ハ走ッテミタイ・・・

ゴールは少し離れた山下埠頭。
いつもの公園でお知り合いになった方で、ものすごくベテランのランナーの男性がいまして、横浜マラソンに出られると聞いていたので見ていたら、ハーフを1時間20分くらいでゴールしていたのでびっくり。すごい~~。お疲れ様でした。
すっかり寒くなってしまい、Pt.Vicenteに寄ってJunちゃんとおしゃべりしてビール&ランチで身体を暖めて帰宅。
夕方はちょっと横浜ベイサイドマリーナのアウトレットに買い物に行ったりして、のんびりしたいい休日でした。
最近、走ることで時間も頭もいっぱいだったので、いい気分転換になった~!!
ところで、金曜日は、来年3月22日に開催される
「第3回 東京マラソン」出場の当落通知日でした。
フルマラソンは定員が昨年の25,000人から30,000人に増えたにもかかわらず、申込者数226,378人、当選倍率7.5倍という超・狭き門。
朝からどきどきしながらメールチェック、チェック・・・
結果、残念ながら落選でした(号泣)。
12月に一応、キャンセル多数の場合は補欠抽選があるらしいのですが望み薄。
まずは湘南国際に集中します!!
湘南国際まであと6日!うっっ・・・!!!
本番まで1週間を切ると、疲れが抜けるように、あまりハードに走らないようにします。
いや~これが妙に不安。30km走って鍛えたのが落ちてしまうようで、つい練習したくなりますが、グッとがまんです。

せいぜい夜に5kmくらいをゆっくり走るくらいにとどめ、あとはストレッチや軽い筋トレ、そして今は、蛋白質も含めて全体的に食事制限をして、少しでも体重が減るといいなと思っているところ。
やはり車体が軽いと負担が少なく楽に走れるようになるから・・
そう、すっかり思考が「ダイエットのために走る」のではなく「走るために体重を落としたい」と変わっている私。
といっても、なかなか美容体重のレベルには落ちてはくれないけれどね・・・
そして、金曜日からは嬉しい「カーボ・ローディング」に突入です。
レース中のエネルギー源となるグリコーゲンを体内に溜め込むために、レースの3日前から、炭水化物をたっぷり摂る!という、マラソンのための準備テク。
わーい、3日間、パスタや麺やごはん、食べ放題!今から楽しみだ~。

ダメ~~。
湘南国際まであと5日!ワクワクドキドキ・・
本日から18日(火)まで、日本橋タカシマヤ7階「ギャラリー暮らしの工芸」にて、
吉田一也さんの個展「吉田一也・猫百態」展が開催されます。
今回は初日の朝イチで駆けつけることはできなかったのですが、今日、仕事帰りに行こうと思います。
これまでに我が家に迎えた猫たちはこちら。

左:二胡 右:紅殻の谺(こだま)

新入り・ミクリちゃん
お時間のある方は是非!本当にステキですよ~~!!
昨夜は夜、公園ランニング。日・月と2日間お休みしたので、なまってしまったのではないかと不安だったけど、脚力も心肺機能も上々、元気に快適に6km走れて一安心。
湘南国際まであと4日!なんだかウソみたい・・
中原さんの日記で、南紀が弱ってきてしまっているとのことを読みました。
南紀は、ミロのお母さんである紀州の妹。今年で11歳になったそうです。
紀州と南紀は、そのまたお母さんであるパンコに似て穏やかな性格で、中原さんのHPを拝見しては「いつかスコッチを迎えるならふたりのどちらかの子がいいなぁ・・」と思っていたものでした。
2003年、とらちゃんが亡くなって寂しい日々の私に「1頭貸してあげるから、サクラで遊びにいらっしゃいよ~」とミセス中原が日比谷のスコッチ祭りに誘ってくださり(その頃は参加者も少なかった)、その際、一日私の愛犬のフリをしてつきあってくれたのが紀州で、南紀も、中原さんのお嬢さんのハンドリングのパートナーとして一緒に来ていたのです。
紀州も南紀もとても人懐こく愛らしい、穏やかなスコッチで、そのとき二人に(私のために子犬をプレゼントしてくれる・・?)とお願いしたことを覚えています。
・・その願いを紀州がきっちりかなえてくれたのに、ミロは誰に似たのか穏やかとは程遠い女軍曹に生まれちゃったけどね!!
ミロのお母さん・紀州は母犬引退後、第二の犬生を過ごすべく新しいおうちへ貰われていったとのことですが、元気にしているかな・・・
ミロのお父さんであるキャラハンも11歳。
みんなが、穏やかで健やかな日々を一日でも長く過ごせるように祈っています。

湘南国際まであと2日!ワクワクドキドキドキワクワクワク・・・

アクセス不便極まりないスタート会場の大磯ロングビーチまで前日受付に来いという、有り得ない不親切なルールが今回の湘南国際マラソンには決められており(そのため出走を断念した人も多いはず)、私は初マラソンの不安から、エントリー直後に手配して、余裕の前泊することにしてしまいました。
うーん贅沢!
タッチーもお休みが取れたので、のんびり車で会場入り、受付して、部屋でくつろいでいるところです。
どうやら明日は雨模様…でも気温はそれほど下がらないみたいだし、土砂降りにならないのを祈ります。
明日はこんなウェアで走ります。
ガンバルゾ~!
タッチーはサクッと10km走ったら、待機して、瀕死の私を回収してくれる予定。
あ、昨日のブログにコメントくださった方、ありがとうございます。お返事は明日以降になります、すみません~!
無事ゴールしました!
タイムは目標に僅かに届かず、およそ5時間4分でした。
でも、“少なくとも最後まで歩かなかった”です。ラスト5kmは泣きそうにつらかったけど、今は達成感で一杯です。
詳しくは明日以降にまた書きますね~、取り急ぎ完走報告でした。
今日はお休み、昨日このお天気だったらな~と思わずにいられない晴天ですが、自宅でのんびり過ごしています。
昨日一日を支えてくれたギア・ウェアたちに感謝しつつ片付け&洗濯したり、雑感や記録・メモなどを書いたり。
初フルマラソン後の体調は、とにかく筋肉痛でよたよたとしか動けないものの、膝痛や痙攣などの故障や、マメ・擦れや足爪死亡などのダメージが一切なかったことは、本番前までの練習と情報収集と準備が成功したのだと、ちょっと自分を褒めてあげたいキモチです。。
それにしても筋肉痛、とにかく腿の前後。そして背筋・腹筋と肩のあたりも少し痛いかも。筋トレと走り込みをもう少し充実させる必要あり、です。
ふくらはぎに痛みがないのは、ちゃんと脚力に頼らず骨盤で走れていた様子で合格。
今日がこんなじゃ、明日がちょっとコワイ・・・。
さて、レース前日からの様子を自分の記録を兼ねて書きます。関心のない方はスルーしてくださいね~。
おとといもちょっと書きましたが、今回で3回目となる湘南国際マラソンは運営上の問題山積の大会でありました。
なにしろ、スタート/フィニッシュ地点である大磯プリンスホテルまで、前日にも受付に来いというのです。
大磯プリンスは最寄り駅の大磯駅・二宮駅から徒歩35分もあるのに、前日には一切シャトルバスなどの運行はなし、自力で歩いて来いと言い放つ。
そして当日は自家用車の来場は禁止、なのに2駅からのシャトルバスは往路はなしとのことで、初フルチャレンジの前後に大混雑の公共交通機関で移動できる自信がなく、エントリーと同時に大磯プリンスの予約を入れたのでしたが、これが大正解でした。
土曜日、ゆっくり起きてまずミロを中原さん宅に預けに行き、いよいよ大磯に向かいます。
途中の道で交通規制の横断幕を見つけ、とうとう走るんだ~とグッとこみあげてくるものがあったり。

前日はさすがに自家用車の来場を禁止してはいなかったため、会場周辺は狂気の大渋滞。
やっとプリンス敷地に入り、ホテル前の駐車スペースに堂々と駐車し、受付会場であるドライブインシアターへ向かう・・・ここでまた延々と敷地を迂回して歩かされるの。
ホテル前から受付まで10分くらいかかる。駅から歩いてきた人には、ホテルに着いてホッとしたらまた・・で疲労100倍だったと思う。
やっと会場に到着。

この時点で既に16時過ぎ。なぜか受付と参加賞引き換えが別の場所で、参加賞をゲットすべく更に奥へ進む。
ランニンググッズ販売のブースや、近隣の飲食店のブースが並ぶ一番奥に参加賞引き換え所発見。
これはブースの奥まで誘い込むためですね、そうですね>運営
飲食店ブースはまあまあ充実していて、佐世保バーガー(なぜ佐世保?)やヤキソバ、牛串、讃岐うどん、生ビールやカフェなど。
グッズ販売もウェアが割引価格でいろいろあったのだけれど、ここで17時、日が暮れてしまう。
すると、会場の中央に大きなライトがあるだけで各ブースには照明設備がないため、商品の吟味などできない闇鍋状態に!
どうしてテント1つずつに照明をつけるくらいのことができないのだろう。受付自体が19時までなのだから、遠路から足を運ばせた参加者が19時までは楽しめるような最低限の設備はする責任があるんじゃないかと思う。
夕闇に包まれる会場。この中央奥に出店ブースが続いているのだがノー照明で真っ暗なの。

その後コンビニに翌朝の食事etcを買出しに行き、ホテル内の大磯温泉に入ってのんびりして、早めに就寝。
そしていよいよマラソンの朝。結構ちゃんと眠れて5時半に起床。
起きてまず牛乳を飲み、おにぎりやケーキなどを詰め込む。走る3時間前くらいまでに食べておかなければならないからです。
窓の外を見ると、フルのスタートである東海道に向かう待機路となる道路が見える。

ぽつぽつ雨が降り始めたせいか、7時頃から続々とランナーがこの待機路から坂を上がってくるも、本来は8時から待機列に並び始める予定なのに、8時を過ぎても待機列は増えない。ちょうどこの景色の目の前が「4時間40分~5時間以内」という私が並ぼうと思っていたゴール予想時間エリアだったので、20~30人くらい並び始めるまで待ってから出発。
外に出てしまえば雨もさほど気にならず、10kmを走るタッチーとエールを交換して別れ、職場の同僚・オータちゃんが先日買ってきてくれた100均のレインコート着用で待機列に並びました。

長いので明日に続きます・・
HPで正式記録が発表になりました。
スタート時間(9時)からゴールまでのグロスタイム(スタートロス7分含むタイム) 5時間11分37秒。
フルマラソン 女子1,468人中1,056位でした。
フルマラソンは男女あわせて10,617人が出走し9,710人が完走、完走率91.5%だったとのことです。
皆様にご心配いただいたお天気ですが、スタート時の気温14℃、ゴール頃には17℃くらいだったでしょうか。
どんより曇り、ときどき小雨・・でもこのお天気が実によかった!
ときおりぱらつく雨はかえって心地よいくらい、風もなく、寒くも暑くもなく、日焼けの心配もなく、たま~に雲間から日が差したときは空を見上げて思わず笑顔になったり。
ちょうど同じ頃開催されていた東京国際女子マラソンで解説していたQちゃんも、現役時代、14℃から16℃の間の気温のときに、いちばんいい記録で走れているそうで、「風がなく15.5℃はマラソンには最高の天気だと思う」と言っていました。
さて、レインコート着て待機列に並ぶうち、どんどんランナーが集まってきます。
もっと目標時間が早い人たちがあとからあとから、前方に進もうとやってきて、やがて道路は見渡す限りランナーでぎっしり。

待機路でスタートの9時を迎えます。前方から拍手が後方へと流れていき、やがて、列がゆっくりと進み始め、東海道を右折。

東海道に出ても相変わらずぎっしり。この先にスタート地点があるはずですがまったく見えません。

やっとスタート地点通過。スターターの杉山愛さんや実行委員長の河野太郎氏、10kmゲストランナーの間寛平さんがいたようですが、手を振りつつ人波に流され・・・スタート。
人は多いものの、すぐにゆっくりと走り出すことができました。
最初はレインコートを着たまま走っていたのですが、やがて身体も暖まり雨もほぼ上がったので、脱いで、沿道の大会スタッフの方に受け取ってもらいました。
5kmまでには、暑くなってきたのでアームカバーも外し、半袖で心地よく走ります。
スタートから4.3kmで最初の給水。とにかく脱水には要注意!と肝に念じていたためゲータレードを飲む。
この「脱水注意!」を気にするあまり、前夜からポカリスエットなどをちょくちょく摂取していたため、往路の20kmでの私の敵は「尿意」でした。(スミマセン・・)
とはいえ、コース途中に設置された仮設トイレはどこも大行列、タイムロス必至。でも並ぶなら早めに行かないと・・と5kmを過ぎたあたりで5個ほど並んだ仮設トイレに向かい、15人ほどの行列に並ぼうとすると、前の男性が「女性用ありますよ」と教えてくれたのだ!
見ると、5個のうち2個に「女性専用」の張り紙が、そして2個とも空いている!
並ぶ男性陣に「すみません~~お先にっ!」と思わず声をかけてトイレに入ったのでした。(その後見かけた仮設トイレには「女性用」はなく、なぜそこにだけあったのか不明)
距離表示は5kmごと、小さい看板だったので気づかない人が多かったかも。だいたい1km7分くらいのペースを目指していたので、35分近く経ったら左側に寄るよう注意してラップをとりました。
前半は抑えていくつもりだったのに、最初の5km、33分17秒!早っっ!!ペースダウンし、以降は5kmを35分前後のペースを維持して走れるようにギアチェンジ。
スタート直後の東海道は昔のままの杉並木があったりしてなかなか風情のあるコースだったのですが、海沿いの134号線に出てからは、右手も左手も防砂林に遮られ、たまに民家があったり駐車場の入口があったり・・という単調な景色が延々と続きます。

相模川にかかる「湘南大橋」を渡っていると、∞を描き続けるジェットスキー発見。
某SNSの応援隊。元気をもらった気分!

給水ごとにゲータレードか水を少量飲み、10km過ぎでまたもや自然に呼ばれる私。困ったな~と思っていたらサンクス(コンビニ)発見。事前情報で、コンビニでトイレを借りるのはOK(特にサンクスはトイレ全面開放)と聞いていたのでありがたく使わせていただく。今度もほとんど並ばずに済み、お店の方にお礼を言って戦線復帰。
この頃から、だいたい道連れの顔ぶれが定まってくる。「5時間目標ペースメーカー」というゼッケンをつけたランナーを発見、この前をキープできるようにと思って走る。
そして可愛い道連れだったのがスティッチくん。

・・の着ぐるみの青年。背後にいても、沿道の子供から「スティッチがんばって~!」と歓声があがるのでわかる。「暑いよ~暑いよ~」と言いながら力走してました。
やがて反対車線に、折り返してきたトップランナーが近づいてきた。
トップは・・・招待選手のエリック・ワイナイナ!

この後続くトップ30人くらいの中に、青いチャイナドレスに銀髪ウィッグ・ガングロメイクの長身男性や、ヒヨコの着ぐるみがいたりしてびっくり。
18km付近でまたもやNature calls me・・・すると、スーパー「ユニオン鵠沼店」の方が私設エイドを提供しつつ、「トイレもありますよぉ~」と声をかけてくれているのを聞きつけ店内に。ここでもまた、並ばずキレイなトイレをお借りできて大感謝でした。ありがとうユニオン、愛してる。
19.2km地点、江の島西浜歩道橋で折り返し、復路を走る。ひたすら走る。
折り返しまでは、緊張感からか少しだけ肩や背中が重い感じがした以外は元気で快適に、軽やかに走れていたけれど、そろそろ足が重くなってくる。
周囲でも、ときおり立ち止まってストレッチする人の姿が多くなってくる。
15kmあたりと25kmあたりで
パワージェルを飲む。唯一許せる「梅フレーバー」を3本、
ジェルフラスクに装填していったので、飲みやすく手も汚れずGoodでした。
同時に、
アミノバイタルプロも、レース直前に続き途中で2度摂取。
アスリートソルトも飲んだので、おかげで途中でパワー切れや足が攣るような事態にはならずにすみました。
走っているうちに軽く空腹を感じた(!)ので、第6給水でバナナ一個補給。
バナナの写真撮ろう~とケイタイを出したら、タッチーからGPS位置確認中だったため撮れなくて残念。(ゴール付近で待機のために、ケイタイGPSで位置確認してもらえるようにしていたのでした)
バナナ食べて、ゲータレード飲んで、手と口がべたつくのでお水ももらって手もすすぎ、顔も洗うと・・しょっぱい!やはりかなり汗をかいていたらしい。
25km付近、足がどんどん重くなってくる。3kmおきくらいに足を止めてストレッチ。
周りでも歩き始めてしまう人が増えてくる。救護ボランティアの周りには、サロンパススプレーをしてもらう人の行列ができている。
またもや長い長い湘南大橋を渡る。景色にも心が動かず、思考停止状態でひたすら足を前へ進めることに集中する。
復路では一度だけ仮設トイレに寄ったのみ。ここでもタイムロスなし。
給水で足を止め、ストレッチして、ゲータレードを飲んでいるとついボーッとそのまま座り込みたくなるのを、立ち上がり、コップを捨て、腿と頬をぴしゃぴしゃと叩いて“ヨシッ!!”と声を出して気合を入れ、また走り出す。
30kmを過ぎ、いよいよ私には未知の距離へ突入。・・・足、重い。膝から上が痛い。
「30kmの壁」キターーーッッ!!!
西湘バイパスに入る。自動車専用道路を走れる快感よりも、沿道の応援がないことと、カーブで路面が右に左に傾斜しているのがつらい。
そしてスタート地点の大磯ロングビーチに戻ってきた!ここまでで37km。そう、スタート地点を通過してもう一度折り返してこなければならないの!
GPSで位置確認をしていたタッチーがバイパス沿いまで出てきて、カメラを構えてくれているのを発見。

ここまではなんとか笑顔で、「足が痛いーーーッ!!」と叫びながら走り去る元気があったけれど、本当につらかったのはここからの5kmでした・・・
もう、足じゅうが痛くて、前に出ない。それでも、どうしても歩きたくなくて、よちよちと小幅すり足で走り続ける。
「がんばれあと4km!」というスタッフの掛け声を聞いたのがたぶん13:40頃。
ってことは、キロ7分で走れても28分かかるんだから、5時間以内の2時までにゴールなんて絶対ムリじゃん。と思った時点で心が折れそうになる。
スタートのタイムロス7分のことを忘れている。
また立ち止まってストレッチ。でも、もう足がガクガクに硬くなっているようで、身体がうまく動かせず、しっかり伸ばすことができない。いや、伸びてるけどあまりの痛さに感じなくなってるのか?
ここでまた別のスタッフの人に、「あと1kmで折り返しだ!ガンバレ!」と激励され、またヨロヨロと走り続ける。
つらい、痛い、つらい、もうヤダ、ヤダ、痛い、歩いてしまいたい、でもタイムが目標に届かないのに、その上歩いてしまうのはいやだ。せめて、遅くても、走り続けたい、だって「マラソン」なんだもん!と唱えながらのろのろと走る。
一歩一歩進んでいても、ゴールが地の果てに感じる。
折り返し、39.2km地点。直後に給水があったけれど、ここで立ち止まったら二度と走り出せない気がしてスルー。案の定、周りは歩いてしまっている人ばかり。歩くスピードとあまり変わらない速度で、それでも走り続ける。
歩いちゃおうかな~、ここで歩いても誰もなんとも思わないよね~、歩いちゃいたい・・・でも、でも、それでは悔しすぎる!!という思いだけで、なんとか走り続け、ついにまた大磯ロングビーチに戻ってきた!

さすがにもう笑顔はなく、俯いて走る私にタッチーから「あとすこし~!」と声援が飛ぶ。
ううぅぅ~~!!と返事とも悲鳴ともつかないうめき声を上げながら、フィニッシュに向かう進入路へ!
ここは前回、車椅子の選手が上りきれずに苦しんだ急カーブ・急坂。でもたくさんの観客から声援をかけられパワーをもらい、一足ごとにあぁ!あぁ!と叫びながら一気に駆け上がり、そのままフィニッシュゲートまでダッシュぅ!!!
『キャップをとってグリコのポーズで笑いながらフィニッシュしよう』
とシュミレートしていたこと、すっぽり抜け落ちて、そのまま必死の形相で駆け抜けた私。
ゲート前で、応援に駆けつけてくれた友人3人の「あっ来た!キャーがんばれーー!!」という声はしっかり聞こえました。
・・・ここで、かっこいいラストスパートの写真を載せたいところですが、なぜか「寄り」で写真撮ったタッチー・・ノーメイクで必死の形相でお見せできない写真ばかりなので自粛いたします。残念。
レース後&総評&雑感などはまた。いや~~長すぎ!
(おまけ)あたちの出番がないじゃない!
さて、レポも最後です。
ゴール後、タイム測定用タグを返し(ゼッケンの裏に貼り付けてあったが、手に力が入らず係の方に外してもらった)、タッチーと友人たちと合流。息は切れていないので普通に話すことはできるけれどとにかく足が・・・で、会場の隅でしばし座り込み、もらったゲータレード500mlを一気飲み。飲み足りないのでヨッコラセと立ち上がってよたよたと水をもらいに行き、なんとか歩けるようになったので、ホテル駐車場に戻りました。
ホテルロビーの片隅で足を念入りにストレッチ。できればホテルの大磯温泉に入りたかったのだけれど、順番待ちの人が大勢いたので断念、トイレでウェットティッシュで汗を拭き着替え。
足裏に熱さまシートを貼り、
ヒヤロンで腿の前後や膝をアイシング。
車に乗り込むともう、身体中がグダグダで、シートを倒して休ませてもらう。ほとんど急病人搬送状態。
重い足どりで駅に向かう人波に“申し訳ない~ありがたや~”と手を合わせながら帰路につきました。

参加賞のTシャツ。スポンサーがNewBalanceなのでなかなかオシャレ。
うしろは・・・

カッコイイでしょ。前日に受け取ったので、これ着用して走っている人、多かったです。
なぜ2色あるのかというと、10kmは紺、フルは黒なんですね。
そして・・・

それぞれ距離のところにチェックが入っているという芸の細かさ。
第3回湘南国際マラソン、終わってみると、アクセスの悪さに加え、レース当日も更衣室や荷物置き場が大混乱だったらしく、RUNNETの
大会レポでも運営に対して悪評殺到のようです。
私はホテルの部屋で着替えて直接待機列に並んでしまったので、それらの混乱にはあわずにすんでしまったけれど、スタート時間が近づいてもどんどん人が後から押し寄せてきたのは、着替えetc.に手間取り遅れてしまった人たちだったらしい。
おかげで、望むスタート位置(予想タイム別)に並べず後方スタートになってしまった人多数、だからスタート直後、すごいスピードで追い越していく人がたくさんいたのね。
まだ始まったばかりの大会、少しずつでも運営が改善されていくといいですね。
(来年も前泊できれば参加するかも)

魔のラスト5km・・・つらい、痛いと思う合間に考えていたことは、
「こんなにつらいのに、また次、フルマラソン走ろうって思えるのだろうか?」。
走り終わってみると・・・
「次はこう走ろう!ここをもっと鍛えてみよう!もっと走り込んで力をつけよう!」
などと思っている自分がいました。
恐るべし脳内麻薬。
レース前には、「完走したら自分の中で何かが変わるかな?」とちょっと期待していたのですが、終わってみると・・・あまり変わりませんでした。
私にとっては大事件だったけど、会場に行けばフル走る人が女性だけでも1500人もいるのを見て、それほど特別なことだと思えなくなっちゃったからかもしれない。
でも、これまでヘタレ・スチャラカに生きてきた私が、本当につらくて足が痛くて1歩進めるだけで泣きたいくらいでも、「歩かず走る!」と決めて最後まで頑張れたことは、ちょっとだけ誇らしい気持ちがあります。
これからも、膝などを故障したりしなければ、最後まで歩かず走る、という目標は掲げていきたいと思います。
最後に、手元の時計でのラップタイムの記録を。(20km表示は見落とし)
スタートまでのロスタイム 7分01秒
スタート~5km 33分17秒 6分39秒/1km
5~10km 36分15秒 7分15秒/1km
10~15km 35分44秒 7分09秒/1km
15~25km 70分12秒 7分01秒/1km
25~30km 36分25秒 7分17秒/1km
30~35km 37分43秒 7分33秒/1km ←つらくなってきた
35~40km 38分28秒 7分42秒/1km ←すごくつらい
40~ゴール 16分04秒 7分19秒/1km ←ラストスパート!
正式なグロス・ネットタイムも発表されました。
グロスタイム 5時間11分37秒
ネットタイム 5時間04分15秒
種目別順位 1056/1468
総合順位 7659/9710
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