「愛犬王 平岩米吉伝」。

「昭和の初め自由が丘に数十匹の犬と暮らす男がいた。寝食を共にして犬たちの喜怒哀楽を観察した。雑誌「動物文学」を創刊し犬たちの詩歌を詠んだ。オオカミを飼い慣らして銀座を散歩したこともあった。犬を愛し犬科動物のすべてを極めようとした。稀代の研究家の情熱あふれる生涯。第12回小学館ノンフィクション大賞受賞。」
だそうです。
ご存知でしょうか、平岩米吉を。
私、子供のころこの方の本が好きで好きで、「犬の行動と心理」、「犬を飼う知恵」、「犬の生態」、「私の犬」などを図書館から何度も借りて読み返したものです。
これらの本は何十年も前に出版され、現在再び復刻されて書店にも並んでおり、大人になって久し振りに手にしたときは懐かしかったなあ。
特にお気に入りだった「犬の行動と心理」はつぎのような内容となっています。
第1章 犬はどう思っているか
第2章 犬の社会
第3章 犬と人の言葉
第4章 犬と数学(学者犬の者)
第5章 犬と音楽(犬は音楽がわかるか)
第6章 犬は肖像がわかるか
第7章 犬は嘘をつくか
第8章 犬は笑うか
第9章 誤られやすい犬の心理
第10章 犬の帰家能力
第11章 犬の長命の記録
第12章 犬科生態奇聞
どうです、こんなことをマジメに研究していた犬バカが大正~昭和の時代にいたなんて、豪快です。
今回買った本ではまた彼の違った面を知ることができるのでは・・・楽しみです。
平岩米吉を心の師と仰ぎ、私も「愛犬王」と呼ばれるように精進します・・・
「まだまだ修行が足りないョ!」

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