なのに朝から雨ざーざー、そしてタッチーはフットサルの試合があるといってひとりで出掛けてしまった。
寂しーーーーーーーーー。
でもたまにはこんな、「何もしない日」があってもいいかな、とミロを侍らせながら一日ごろごろと本を読んで過ごしました。
先日買った「愛犬王 平岩米吉伝」読了。
私が愛読した彼の著書をどのような状況で、どのような想いをこめて彼が書き上げたのか。そして生涯を犬をはじめとする動物たちへの深い愛情に捧げたことに胸を打たれた。
いや、犬たちから人間に寄せられる無償の愛に、人間が値する存在となれる術を探し続けた人生であったのではないだろうかと思う。涙、涙。
この本を読んで感じるものがあったなら、是非彼の著書を読むことを強くお勧めします。
ところで、彼が飼った犬たちのほとんどは若くしてフィラリアによって命を奪われており、当時治療法も予防法もなかったこの病気を撲滅することに平岩米吉が尽力したことを知りました。
当時は、幼犬のうちにジステンパーで亡くなる犬も多く、なんとか生き抜いて2~3歳になる頃にはフィラリアに感染してしまい、6~7歳で死んでしまう犬がほとんどだったらしい。
主にアジアで流行していた病気だったため、欧米での研究が進むことは期待できず、現在投薬によってほぼ完璧に予防できるようになったのは、その研究に私財を投じ獣医学界に働きかけた平岩米吉の功績が大きかったとのことで、感謝の気持ちで一杯です。
現在、病の恐怖が薄れてくると、今度は副作用を理由に挙げて、狂犬病や混合ワクチン、フィラリアの予防をしないという話を聞くことがあるけれど、平岩米吉が聞いたらどんなに怒り嘆くことだろうと思う。
もちろんお金はかかるが、それを理由にしてはならないはず。
ほぼ確実に死に至る病を回避できるのに、なぜ惜しむのか、私には理解できない。
「(予防の薬を、注射を)しなくても罹らないから(先代は罹らなかったから)」としたり顔で話す人には、その人以外の多数の責任感ある飼い主がきちんと予防しているから、感染の危険が低く保たれているのであり、そのような現状に到達するまでには多くの研究者と愛犬家の努力があったのだということに気づいてほしいと思う。
この笑顔を守るためだったら、私、なんだってするわ。

そんなことを考えていたら、インタフォンが鳴り、先日アマゾンで注文した本が届いた。
「ドッグ・トレーニングBOOK――訓練&アジリティー競技会に出場したい人のための」。

書店でチラ見して、面白そうだったのでお取り寄せ。大型書籍でちょっとお値段しますが、写真満載。これで自己流ながらミロと訓練ごっこしてみようっと。
そんな、雨と読書の誕生日は、今日も犬一色で過ぎたのでした。