パラパラというよりざーざーと勢いを増す雨、あわてて帰る犬連れさんたちとすれ違って芝生広場に出ると、わーい、誰もいなーい!
びしょびしょになっても暑くないのでミロはごっきげん!走る走る。
私の服装が雨仕様でなかったため、さすがに髪から水が滴ってきた頃に引き上げましたが、今度から休日は雨でも、いや雨だからこそ!公園に行くと楽しいかも。カッパ着用で。
カメラ出すのをためらうほどの雨だったため、ずぶ濡れで爆走するミロの写真ナシです。残念。
午後、上野の国立博物館へ。

「若冲と江戸絵画展」、本館隣の「平成館」で開催中。

いや、素晴らしかったです!
計算された構図、鮮やかな色彩、そしてなにより、リアルに躍動する動物画。
ダイナミックにデフォルメされていても、その肉体の息遣いが損なわれない迫力。
面白いな、と思ったのが「特別展示(光と絵画の表情)」というコーナーで、作品がガラスケースに入れられずに、屏風も平らではなく、現実に使われていたように角度をつけて立てられ、やや暗めの照明がゆっくり微妙に明るさ(暗さ)を変えていて、その作品のいろいろな表情を見ることができます。
例えば「雪中松に兎・梅に鴉図」(これは若冲ではないですが)の夜の闇の中で降る雪と兎、暗闇の中で梅の木に佇む烏、というドラマティックな構図も、照明によって印象ががらりと違って、そしてどちらも素敵でした。
国立博物館の本館もゆっくり堪能。建物がクラシックで天井がおそろしく高く、それだけで気持ちが寛いでしまいます。

ミロ「今日はあたちの写真はないのっ?」
はいはい、それでは先日の紫陽花と微笑むミロたんを。
