悲しく恐ろしい事件が世界中の人の心に刻まれてしまった日でもありますが、私にとってはこれからもずっと、ダレが何と言おうと9月11日は「とらちゃんの日」です。
(この写真は以前「5にゃんこカンパニー」のさっちゃんが作ってくれたもの)

14年前に既に成猫であったとらちゃんの正確な生年月日はわかりません。
でも、あのとき私と出会っていなければたぶん生きていけなかったであろうとらちゃんが、新たに生まれ直した日が1992年9月11日だと思っています。
今思い出しても、よく拾ったな~と思うような状態だったとらちゃん。
がりがりに痩せて(後にベスト体重5kgとなったのが当時2.8kgしかなかった)、いびつな顔で(レントゲンを撮ったら片方のアゴが折れて外れてそのままになっていた)、皮膚病でカサブタ・生傷だらけ、身体の広範囲の毛が抜け薄くなってて、たくさんのノミが這い回っているのが見える、決して若くないヨレヨレ猫。
それでも、泣き続けて枯れてしまった声で「抱っこぉ~~・・・」とすがってきたとらちゃんに、それまでにどんな暮らしがあったのかわからないけれど、それから一緒に過ごした10年間、私はとらちゃんに幸せをあげることができたと思うし、私もとらちゃんに抱えきれないほどの幸せをもらった。
まるで私を幸せにするために天から降りてきてくれたような、天使みたいに優しい、穏やかな猫だったとらちゃん。
ガウガウ娘・小熊ミロはとてもとても「とらちゃんの生まれかわり?」なんて感じる要素ゼロなんだけど、私の2代目の分身としてがんばっていてくれてます。
「とら姉ちゃん、あたちガンバルよ。見守っててね。」
