島北西部の「祖納」の浜からカヤックで漕ぎ出し、無人島・フカパナリ(外離島)を目指します。

二人乗りのクローズドデッキタイプ(足を中に突っ込んで、腰周りは水が入らないようにフタをするタイプ)のカヤック。もし転覆したら水中でこのフタを外して脱出しなければならないらしいのでちょっと緊張するけど、安定感もよく、なによりも早い。
前方右がフカパナリ。

1時間ほどでフカパナリの裏側の浜に上陸。

小休止のあと、再び海に出て、リーフの中でカヤックをつなぎ、しばしシュノーケリング。
足が立つほどの浅瀬を、色とりどりの小さい魚たちを見ながら泳いでいくと突然、珊瑚礁の間が何十mもの深さに落ち込んでいて、そこだけが水温もひやりと冷たく、深いところを大きな魚の群れがゆったりと進んでいく。壮観。

潮が引く前に再びフカパナリの浜に上陸し、ゆっくりと時間を過ごす。
浜の丘の上から見渡すと一面の青。

上の写真中央の小さい岩のすぐ横、膝くらいの深さのところを覗くと・・・・

イソギンチャク&ニモご一家が!なかなか強気で、カメラを向けるとじぃぃ~~・・っと睨み返してくる。可愛い。

このくらいの浅瀬がほとんどで、安心していつまでもいつまでも泳ぐワシ。

ハゼの仲間?ヘンな顔・・・

お昼はソーキそば。具沢山でおいしいのなんのって・・

同行の方が釣りに精を出し、ミーバイをゲット!早速出戸さんが捌いて皆でありがたくいただきました。
この日はとにかく美しい海をのんびりゆったり満喫、ふやけるまで海に浸かってました。
名残惜しく島を離れます。

初めての西表島の海の美しさに夢中になった私ですが、それでも海中は珊瑚があちこちで折れ、痛々しい姿でした。
出戸さんの自宅も祖納にあるのですが、台風13号により屋根の半分が飛ばされ、家財道具も水浸しになる大被害に遭ってしまったとのこと。
旅行初日にやっと連絡が取れ、くれぐれも自宅復旧を優先してツアーはキャンセルで構いませんから、とお伝えしたのですが、とりあえずできる作業は済ませたので、とツアー催行のご連絡をいただき実現したフカパナリ行だったのです。
西表島の海の本来の姿ではなかったかもしれませんが、私には最高の一日でした!
この日はまだこれで終わりではなく・・・ホテルに戻りダッシュで風呂、食事を済ませ、20時からホテル主催のナイトツアーへ。マイクロバスで野生生物スポットを数箇所回りました。
湧き水が流れ出ている歩道にはアマガエルや沢ガニがいたり、川にはテナガエビの目が光っていたり、繁みにホタルが飛んでいたり。
夜にはよく見かけるらしいサキシマハブにはこの日なぜか遭遇せず、代わりに、路上に巨大なヤシガニが!!身体だけで20cmはある大物でした。

目を皿のようにして探したけれど、ヤマネコの姿は見えず・・・残念。