強い子のミロ!

スコティッシュ・テリアのミロ(別名・ミロ軍曹)と、マラソンに魅せられ中のボス・うめの日記。

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狂犬病 -生後1208日-

今日はちょっと真面目な話。

36年ぶりに国内で狂犬病の患者が発生、というニュースに、私の感想は「ついにきたか」でした。

1950年に狂犬病予防法が施行され、わずか7年で国内から狂犬病を撲滅することに成功し、それを保っているのは、世界的にみて本当に稀なことで、狂犬病の発生がないと日本が認めている地域、いわゆる清浄国は台湾,アイスランド,アイルランド,スウェーデン,ノルウェー,英国(グレートブリテン及び北アイルランドに限る.),オーストラリア,ニュージーランド,フィジー諸島,ハワイ,グアムのわずか11の国と地域にすぎないのです(2005年6月7日付)。

狂犬病による死者が増加している中国では、雲南省で狂犬病対策のため犬を一斉処分とのニュースに続き、北京市で「一家一犬令」(飼い犬は一家に1匹に限る)が発布されたらしい。中型・小型犬に限られ、許可なく飼育していた場合は刑事罰適用だそう。

そんな狂犬病が蔓延する世界において日本が清浄を保っているのは、単なる僥倖にすぎないと思えてならない。
だって、すべての哺乳類が感染する病気であるのに、狂犬病についての検疫が必要なのは犬・猫・あらいぐま・きつね・スカンクのみなのです。
その上、エキゾチックアニマルが密輸されたり、外国船舶に入り込んだ動物が上陸することだってありえる。その動物が狂犬病に感染していたら・・・?
外飼い猫や野生動物に狂犬病感染を確認、というニュースが、明日、飛び込んでくるかもしれない。

そして「平和ボケ@狂犬病」の期間が長かったぶん、ひとたび国内で狂犬病の感染が確認されたら、日本中がどれほどのパニック状態になってしまうだろう。

「狂犬病予防法」にはつぎの条文がある。

(届出義務)
第8条 狂犬病にかかった犬若しくは狂犬病にかかった疑のある犬はこれらの犬にかまれた犬については、これを診断し、又はその死体を検案した獣医師は、厚生省令の定めるところにより、直ちに、その犬の所在地を管轄する保健所長にその旨を届け出なければならない。但し、獣医師の診断又は検案を受けない場合においては、その犬の所有者がこれをしなければならない。

(隔離義務)
第9条 前条第1項の犬を診断した獣医師又はその所有者は、直ちに、その犬を隔離しなければならない。但し、人命に危険があって緊急やむをえないときは、殺すことをさまたげない。

(病性鑑定のための措置)
第14条 予防員は、政令の定めるところにより、病性鑑定のため必要があるときは、都道府県知事の許可を受けて、犬の死体を解剖し、又は解剖のため狂犬病にかかった犬を殺すことができる。


たとえば、愛犬が何かのはずみで咬傷事故を起こしてしまったとします。
狂犬病パニックに陥った被害者が保健所に届出、愛犬が狂犬病の疑いをかけられ調べられることになってしまうかもしれません。
異様な雰囲気に興奮した愛犬の様子に、狂犬病の疑いが強まった場合、最悪の状況もありえるでしょう。
なぜなら、狂犬病は感染初期の生前診断は困難であり、確定診断のためには脳の剖検(!)が必要となるからです。
狂犬病の予防接種をきちんとしてあれば、このような状況に陥らずにすむし、事後のトラブル解決の一助にもなるはずです。

現在、狂犬病の予防接種率は登録件数の7~8割とされていますが、現実には登録すらされていない犬が多く存在し、現実の接種率は50%以下とも言われています。
国内で狂犬病が発生のニュースとともに、必ずこの数字はクローズアップされるはず。
そのときに多くの愛犬家と犬たちがどれだけ肩身の狭い思いをし、不当な圧力をかけられるかを想像すると恐ろしいです。

このブログを読んでくださっている方は、愛犬を大切にしておられるので、みなさんきちんと義務は果たしていると思いますが・・・
改めて、声を大にして言いたい。

狂犬病の予防注射をきちんとしましょう!


ちなみに、イギリスは予防接種は任意、オーストラリアやニュージーランドは予防接種自体を禁止しているらしいですが、これらの国は日本よりはるかに動物福祉のレベルも国民の意識も高く、検疫の制度や野生動物の保護管理体制も違います。
現状の日本においてそれを根拠にワクチン不要論を主張する資格はないと私は思います。

ついでに言うと、私はフィラリアの予防対策を講じない飼い主にも強い憤りを感じています。
予防してあげることが100%可能なのにその手間(お金?)惜しむのは、犬を飼う資格なし!とまで思います。
「クスリ飲ませなくても感染しないもん、今までもそうだったもん」と言う人がいるけど、それはアナタ以外の真面目な飼い主さんたちがきちんと予防しているおかげで、ミクロフィラリアを持った蚊が少なくなったからなんですから!


・・・今日一日、狂犬病のお勉強で終わっちゃいました。はー疲れた。

(ちょっと熱く語ってしまいました。
 読んで不快感や違和感を感じることがありましたらごめんなさい。
 「それは違う!」というご意見があったら是非お聞かせください。)
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コメント

さすがapricotさん!!私も今日、来たな~と思っていました!!
つけたしです。違和感どころか!みんな真剣に考えましょうよ!!
発症した場合、致死率100%です。
日本は、道端にいるお婆ちゃんにバウッと言っただけで
お婆ちゃんが尻餅をついて、賠償額400万という国。
予防できることは、全力で予防したいと思います。
それが自分の愛犬を守ることなんですもの。

  • 2006/11/17(金) 17:46:44 |
  • URL |
  • Ocean #-
  • [ 編集 ]

仰ってる事に100パーセント同意です。
残念な事に、公園にやって来る犬で狂犬病も
予防ワクチンもフィラリアもフロントラインすら
されてない子たちは結構います。
飼主は屁理屈をこねてますが、結局のところ
手間ひまや、お金をかけるのがイヤなんでしょう。
体質的なことで、ワクチンや薬が使えないのではないなら、
今すぐやってこい~。周りの犬にも迷惑だYo!

  • 2006/11/17(金) 18:49:38 |
  • URL |
  • ruby #-
  • [ 編集 ]

初めまして

お目目の超可愛いミロちゃんに、毎晩のように魅了されてる我が家です。
何日か前の「で、お散歩、まだですか?」は、涙出るほど可愛かったです。
さてさて、狂犬病の件ですが、ご指摘ようくわかります。
私は、何年か前のSARS報道で、香港とかでは、オーナー自身が飼い犬の殺処分をした・・との話を聞き、今に日本でもこれに準じるような話が出てきて、日本は混乱に陥るのでは・・と、一人で不安になった事があります。狂犬病ではなく、(SARSのように意味不明の難病が発症しても不思議ではないので)、今まで聞いた事がない、予測のつかないワンちゃんの病気が発生しても、不思議ではないし、そうなった時に飼い主の自分は、どうするのだろうと・・・。
私は阪神大震災の被災者なので、留守中地震が来たら、あの子達はどうなるのか・・とか。
ワクチンも、災害に対する意識にしても、やはり私たちオーナーの意識をお互いに啓発していく以外にはないのかも・・。、
だから、このようにブログを通して、熱く語って頂けるオーナーさんに心より感謝です。

  • 2006/11/18(土) 23:04:56 |
  • URL |
  • vivian #-
  • [ 編集 ]

ありがとうございます!

まず、読んでくださってありがとうございます!

>Oceanさん
やはり思いましたか「きたな~!」って。
犬好きな人ばかりじゃないってことを忘れずに、
自分で愛犬を守りぬく覚悟と備え、必要ですよね!

>rubyさん
そう~、屁理屈なんですよね。
ひとりひとりと議論する気はないんですが(実は弱気)
お洋服着せたりする前にすることあるだろう!って思うこと
いろいろありますよね~。

>vivianさん
ひゃあ~ありがとう!
生ミロはもっと魅了されちゃいますよーん♪
阪神大震災を経験されたのですね・・・・
おととい、神戸を初めて訪れたとき、私もあのときのTVから流れる映像の衝撃と、そのとき自分がどうやってミロを護ってやれるか・・・など、考えました。
今後ともよろしくお願いしますね~!

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