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強い子のミロ!

スコティッシュ・テリアのミロ(別名・ミロ軍曹)と、マラソンに魅せられ中のボス・うめの日記。

仁義ある戦い -生後1396日-

スコッチが60頭以上も集まった今年のJSTA展で、いろいろな性格の子やいろいろな考え方の飼い主さんと交流することができ、あらためて勉強になったり刺激になったり、それはそれでいい機会だったのでは・・・と思ったりしている今日このごろ。

ミロもブログでのエヘヘ顔から、社交的なカワイコチャン♪と思ってご挨拶に来てくださったわんちゃんに、「ごめんなさい~ミロ仲良くできないの~」と告げるのは残念なことでしたが、ミロも過去にいろいろ(勝ち戦・負け戦)ありますものですから・・・その節は失礼しました>みなさま。

でも、そんな武闘派・ミロたんにはミロなりの“仁義”があるようで。
今日はちょっと、そんなお話。


「下位の犬はじっとガマンで上位の犬に嗅いでもらうこと」、だから自分が下位のときはじぃっっと身体を固くして大人しくしているけれど、そのぶん、自分より弱そうなちっちゃい子に、無遠慮に纏わりついてくんくんされると腹が立つようです。
ま、ミロなりの筋は通っているのかもしれないけれど、やはりその都度ガウガウ言っては「こわーい」なんて囁かれるのもイヤだし、ミロが腹を立てそうなタイプの子がだいたいわかるようになったので、「ウチの危ないですよ~」ってお断りすることで、ガウガウ回避しています。

散歩中に歩道をすれ違うとき、犬同士が無言で気合のやり取りをしているのを感じます。
最接近する前に上下がきまり、下位を自覚した犬が視線を外して大人しくすれ違えば、上位の犬も反応せず静かにやり過ごします。
でも、ミロは、自分より強い!と思えない相手が何らかのアクションを起こしてきそうなときは、「やるのか!」と受けて立っちゃう。
売られた喧嘩は買う!と言う。
すれ違う前から、相手の犬の表情で、ミロを抑える必要があるのかないのかわかるので、リードを短くして、足早にすれ違えば無問題。

回避する間もなく、あるいは危ないと告げているのに近付かれてしまったときは、中原さんが書いておられたとおり、リードを後ろに引くと逆効果。
ガウガウスイッチが入りやすくなってしまいます。
上に引いてキープするか、(訂正:上に引くとかえって興奮させてしまうこともあるようです。詳しくはダンシングドッグさんのコメントをお読みください。うーん勉強になるなあ!)状況によっては、リードにテンションをかけず、でも緩めず何かあったらすぐコントロールできるよう注意しながら挨拶させたほうが、バトルに発展しないこともあります。
くるくる回る犬たちのリードが絡まないように人間がうまく外側で一緒に回って(説明するの難しいナ)挨拶をさせ、ほどよいタイミングで引き離す。
これはお互いにリードさばきが馴れて呼吸が合わないと難しいですが、気が強い犬同士でも無用な揉め事にならずにきちんと仁義を交わせます。


私が常に思うことは、「どんなに可愛くても『犬』だ」ということ。
飼い主と犬との関係も、「かわいい家族の一員(あるいは家族の中心)」でありつつも、絶対的に人間が上位にいなければいけない。
犬は無条件に、その意に従い、逆らってはいけない。
飼い主を含め、人間すべてに対して、「イヤ」という感情を牙で表現することは許されない。
その代わり、上位にたつ飼い主は、信頼に値する存在でなければいけない。
ウソをついたり、意地悪をしたり、無意味におあずけをしたりせず、でも、犬がイヤなことでも必要なことは毅然として行なう。
そして揺ぎない愛情を注ぐ。

一方、犬同士は上下入り乱れての力社会。
ハードな気性のスコッチには、「初対面でも、どの子とも仲良く遊ぶ」なんて要求するのが無理なのでは?なんて思うのです。
無闇に犬同士を接触させ、犬同士の仁義上の衝突に人間が介入して犬を叱るのは、犬にとっては理不尽なことかもしれない、なんて考えます。
他の子と仲良く遊べるやさしい子もたくさんいるし、羨ましく思う気持ちがなくもないですが、でもミロの「気になるのは相手が強いか弱いかだけ、仲良くする気なんてまったくないの」って気性を尊重しつつ、きちんと管理することで、誰ともトラブルを起こさず笑顔で挨拶を交わして、楽しく暮らしていくことはできるんです。

犬本来の生態や行動を学び、愛犬を常に観察し理解を深めることで、愛犬を「訴訟」「賠償」「保健所」「処分」なんて恐ろしい事態にあわせないよう守るのが、私達の責任であり義務なのだと思います。

えへへ、今日はちょっとマジメモードで書いてみました。
これはあくまでも「私の考え」です。
他の方々の意見もどんどんお聞きしたいでーす!!



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コメント

♪うんうん・・・♪

そうなんですよねぇ・・・。
魅力的な飼い主にならなくちゃいけない・・・。
これが一番難しいです。
犬を見れば飼い主の育て方が分かる・・・と言われた事がありました。
えっ?!そうなの??ってまだ信じられないですけど(笑)
犬と出会ってまだまだな私を思い知らされている毎日です。
情けないなぁ~トホホll(-_-;)ll
拍手・・・今だにわかりましぇ~ん(爆)

思わず拍手した!! なんか拍手ってとこポチッと。
愛犬と飼い主との関係。
それぞれの価値観で成り立っているから
相手に強要はできないけれど
犬であり、動物であることにはかわりがないから
人間様も勉強しなくてはいけませんわねー。

でもアタシ、ミロたんにだったら噛まれてもいいから
1時間くらい抱っこしたーーーーーーーいぃv-10

  • 2007/05/24(木) 15:19:17 |
  • URL |
  • Ocean #-
  • [ 編集 ]

>らいぐれさん
そうなんですよね~~、犬って鏡みたい・・ってよく思います。
怖っっ!!!
らいぐれちゃんたちもオトナになるまで
まだまだ長ぁぁ~~い道のりですね。
大変だったり悩んじゃったり、でも、それをうんと楽しんでくださいねv-346

>Oceanさん
拍手どもでーす!
自分で自分に拍手しようと思ったらなぜだかうまくできなかった・・
「Oceanちゃま、あたちゼッタイ噛まないから、
  こんどいっぱい抱っこしてちょー!」byミロ

  • 2007/05/24(木) 16:52:04 |
  • URL |
  • apricot #OPdw9hgU
  • [ 編集 ]

「犬」って身近に居る獣なのかも・・・

『犬本来の生態や行動を学び、愛犬を常に観察し理解を深めることで、愛犬を「訴訟」「賠償」「保健所」「処分」なんて恐ろしい事態にあわせないよう守るのが、私達の責任であり義務なのだと思います。 』
この意見大賛成!
apricotさんの仰っていることに概ね賛成です。
問題はスコッチだからと言うより、「犬」だからなんですよねぇ。
いくら永い年月人間の生活と密着し、暮らしてきたDNAをもっていても、「犬」は「噛む」「吠える」「追いかける」という本能を基本的に持っています。ですから、「噛んで」あたりまえ、「吠えて」あたりまえ、「追っかけて」あたりまえなんです。人間はそれを理解した上で、一緒に生活をおくるべきです。
躾や訓練と言ったものは、この人間社会には不都合な部分をいかに他の行動にすり替えたり、上手く生かして人間の都合に合わせた行動(ルールを身につけさせる)にしてやることだと思います。それは、やはり人間が犬に繰り返しトレーニングしてやれねばなりません。みんながみんな訓練所やドッグトレーナーを雇う必要はありません。しかし、飼い主がきちんと犬に対して指示を出してやり、ルールを身につけさせる必要はあります。
犬にとっても、飼い主との良い関係を築くことが出来れば、ストレスも減ります。そして、それが犬を飼うことの第一歩だと私は思います。
家も、まだまだ責任を果たしきれていないのですが・・・努力はしています。

★犬の下顎から耳の付け根に向かってリードを締め上げると犬は興奮しますので、犬を後ろにやったり、リードで押さえるときは気をつけましょう。良く、ドッグショーなどで、首を吊ったように持ち上げてウォークしているのは、犬を故意に興奮させているのです。

今、色んな出版社から「犬の行動学」「犬の心理学」に関する本が出ています。一つの考えに囚われずに色々読んで見るのは良い方法かもしれません。そして、自分の家の犬を良く観察して行動パターンを見極めることも必要かもしれませんねぇ。
もし、言葉足らずで誤解を生じてしまうようでしたら申し訳ありません。
今記載したことは、自分自身の戒めとしていることです。


  • 2007/05/24(木) 17:11:25 |
  • URL |
  • ダンシングドッグ #n3C3tgxw
  • [ 編集 ]

>ダンシングドッグさん
ああ~そうか、リードのかかる位置によっては上に引くとかえって・・・なるほど。
勉強になりますです。早速訂正しておきました。
犬は獣、同意です。
そんな獣性を抑えてでも、私達人間のよき伴侶として生きてくれるのだから、
私達は感謝して、そのルールをきちんと教えてあげなければいけないんですよね。
これからもためになるお話、期待していまーす!

  • 2007/05/24(木) 17:33:08 |
  • URL |
  • apricot #OPdw9hgU
  • [ 編集 ]

私も・・・

常から、飼い主にとっては「家族」でも他人には「獣」だと考えています。まして犬を飼っていない方大人(お年寄りも)、子供・・・の方には特に。
小さい規模でも大きい規模でも、「ただのオフ会」とかではなくて、何か1つテーマを作って、皆でワイワイ話しながら、知恵を出し合って訓練するのも楽しいかなぁ~?!なんて、今回思いました。
もちろん、上記の皆さんのおっしゃる手綱捌き!は必要不可欠でしょうけれど。(それを身を持って飼い主が覚える事にもなるのでは?)エアデールは力が強いので、案外、飼い主さんは「身体で覚えて」るかもしれないですね・・・リードの扱い方・・・。
‘スコッチだから’という表現は、抵抗を感じます。
が、やはり「テリア種」共通の部分はあるかと思います。ワイヤー然り、NFT然り etc。
スコッチはあまり見掛けませんが、ワイヤーさんなどは良く出会うのでは?身近な他のテリアを観察するのも、スコッチに繋がる部分もあるのでは?とも思っています。
apricotさん、考える機会を下さってありがとう御座いました♪


  • 2007/05/24(木) 18:13:10 |
  • URL |
  • 341’”の母 #-
  • [ 編集 ]

>341’”の母 さん
こんにちは~~♪
そうそう、「スコッチだから」という表現(言い訳?)は、私も、すべきではないと思ってます。
たとえば病院の待合室などでは、他の子が近くにいてもガウガウ言ってはダメだと厳しく言い、しっかりガマンさせます。
もし言うとすれば、「スコッチだからこそ・・」かな。
スコッチだからこそ、厳しさは必要。
そして、相手構わずガウガウ言うのは、どんな場でもNG。
でも、ミロに
「みんなといっしょに“あはは~うふふ~♪”って遊べる子になって♪」って要求しても無理だよね、っていう感じです。
ああ、こういう文章を書くのって難しいですね。
ひとつの考え方、として皆に、誤解のないように伝わればいいのですが・・・

  • 2007/05/24(木) 19:35:44 |
  • URL |
  • apricot #OPdw9hgU
  • [ 編集 ]

「鳴き声がうるさいから」とご近所さんに殺されてしまったワン。
本当にうるさいほど吼えていたのか、
または本当にうるさかったなら飼い主はどうして吼えないように躾けなかったのか。自分の家から他人に乱暴に連れて行かれるワンの気持ちを思うと苦しくなります。
ワンの運命は飼い主さんに全てかかっているのに・・・
かわいがって育てていても周囲と断絶して暮らすわけにはいかないもんね、大事なことはきちんと教えないと。
リードの引っ張り方、勉強不測でした。
危険回避しようとして、このひき方をしていました。
怒りまくるchobiを引きずっていましたがリードのせいもあって
余計に興奮していたのね・・・ごめんね。

  • 2007/05/25(金) 11:34:13 |
  • URL |
  • chobi #-
  • [ 編集 ]

>chobiさん
本当に、ひどい事件で私も悲しくてなりません。
私達も、がんばってちゃんと「周囲に理解される犬」に
育てていかないといけませんね。
リードさばきも、教科書どおりではなく
その子に合ったやりかたがきっとあるはず!
奥が深いから、面白いですね。

  • 2007/05/25(金) 14:07:23 |
  • URL |
  • apricot #OPdw9hgU
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  • 2007/05/26(土) 10:26:56 |
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