ミロもブログでのエヘヘ顔から、社交的なカワイコチャン♪と思ってご挨拶に来てくださったわんちゃんに、「ごめんなさい~ミロ仲良くできないの~」と告げるのは残念なことでしたが、ミロも過去にいろいろ(勝ち戦・負け戦)ありますものですから・・・その節は失礼しました>みなさま。
でも、そんな武闘派・ミロたんにはミロなりの“仁義”があるようで。
今日はちょっと、そんなお話。

「下位の犬はじっとガマンで上位の犬に嗅いでもらうこと」、だから自分が下位のときはじぃっっと身体を固くして大人しくしているけれど、そのぶん、自分より弱そうなちっちゃい子に、無遠慮に纏わりついてくんくんされると腹が立つようです。
ま、ミロなりの筋は通っているのかもしれないけれど、やはりその都度ガウガウ言っては「こわーい」なんて囁かれるのもイヤだし、ミロが腹を立てそうなタイプの子がだいたいわかるようになったので、「ウチの危ないですよ~」ってお断りすることで、ガウガウ回避しています。
散歩中に歩道をすれ違うとき、犬同士が無言で気合のやり取りをしているのを感じます。
最接近する前に上下がきまり、下位を自覚した犬が視線を外して大人しくすれ違えば、上位の犬も反応せず静かにやり過ごします。
でも、ミロは、自分より強い!と思えない相手が何らかのアクションを起こしてきそうなときは、「やるのか!」と受けて立っちゃう。
売られた喧嘩は買う!と言う。
すれ違う前から、相手の犬の表情で、ミロを抑える必要があるのかないのかわかるので、リードを短くして、足早にすれ違えば無問題。
回避する間もなく、あるいは危ないと告げているのに近付かれてしまったときは、中原さんが書いておられたとおり、リードを後ろに引くと逆効果。
ガウガウスイッチが入りやすくなってしまいます。
くるくる回る犬たちのリードが絡まないように人間がうまく外側で一緒に回って(説明するの難しいナ)挨拶をさせ、ほどよいタイミングで引き離す。
これはお互いにリードさばきが馴れて呼吸が合わないと難しいですが、気が強い犬同士でも無用な揉め事にならずにきちんと仁義を交わせます。

私が常に思うことは、「どんなに可愛くても『犬』だ」ということ。
飼い主と犬との関係も、「かわいい家族の一員(あるいは家族の中心)」でありつつも、絶対的に人間が上位にいなければいけない。
犬は無条件に、その意に従い、逆らってはいけない。
飼い主を含め、人間すべてに対して、「イヤ」という感情を牙で表現することは許されない。
その代わり、上位にたつ飼い主は、信頼に値する存在でなければいけない。
ウソをついたり、意地悪をしたり、無意味におあずけをしたりせず、でも、犬がイヤなことでも必要なことは毅然として行なう。
そして揺ぎない愛情を注ぐ。
一方、犬同士は上下入り乱れての力社会。
ハードな気性のスコッチには、「初対面でも、どの子とも仲良く遊ぶ」なんて要求するのが無理なのでは?なんて思うのです。
無闇に犬同士を接触させ、犬同士の仁義上の衝突に人間が介入して犬を叱るのは、犬にとっては理不尽なことかもしれない、なんて考えます。
他の子と仲良く遊べるやさしい子もたくさんいるし、羨ましく思う気持ちがなくもないですが、でもミロの「気になるのは相手が強いか弱いかだけ、仲良くする気なんてまったくないの」って気性を尊重しつつ、きちんと管理することで、誰ともトラブルを起こさず笑顔で挨拶を交わして、楽しく暮らしていくことはできるんです。
犬本来の生態や行動を学び、愛犬を常に観察し理解を深めることで、愛犬を「訴訟」「賠償」「保健所」「処分」なんて恐ろしい事態にあわせないよう守るのが、私達の責任であり義務なのだと思います。
えへへ、今日はちょっとマジメモードで書いてみました。
これはあくまでも「私の考え」です。
他の方々の意見もどんどんお聞きしたいでーす!!

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