久し振りにタッチーも一緒に公園へ、いいお天気でのんびり桜林の中を歩いていたら、顔見知りの大型犬グループがやってきた。
その中に初めて見るシェパードも混ざっていたけれど、他はいつもフレンドリーな子たちばかりなので、すれ違いながら挨拶するべく接近。
相手が大きいのでミロはいつものように小さく伏せて固まり、そこへ先頭の2匹が寄ってきたとき、その間からスルッとシェパードが近付き、いきなりミロに噛み付いた!!!
左耳あたりを噛まれ、そのまま吊るし上げられ、そして軽く振り回されるミロ!
響き渡るミロの悲鳴・・・!!!
その間、2~3秒ほど。私は「大変だ!」「引き離さなきゃ!」「手を出したら噛まれるかも」「でも噛まれてもいい!」「ああああーーミロが殺されちゃう!!」とパニックに。
(たぶん実際の行動は「あっ!あっ!!やだー!!ああー!」とか言ってオロオロしてただけ)
で、引き離さなきゃ!とやっとシェパードの顔に手を出したとき、ミロ解放。ショックで悲鳴を上げ続けるミロを抱き上げて調べたところ、幸いなことに耳の中がちょっと赤くなっただけだった。
シェパードは本気で襲ったわけじゃなかったんだろうけど(本気だったらミロなんか秒殺)、「ほんのお遊び」でも決してなかった。
以前ブルテリアに噛まれたときは、オモチャを狙ったミロが悪かったところもあったけれど、今回は全く予想もできず何の前触れもなく、ただじっとしていたミロを襲ってきた。
私はパニックで気付かなかったが、タッチー曰く、どうもシェパはノーリードであったようだ。(もちろんこちらはオンリード)
そして、シェパを連れた男性を含むグループの連中は、「だいじょうぶ?」とか「怪我してないですか?」とか「びっくりしちゃって可哀想だったねー」とか言うものの、きちんと謝ることなく、「どうもー」とか言って立ち去った。
私も一応「こちらは悪くないっ!」とは思ったので、かろうじて「すみませんお騒がせしました」的なことは言わなかった(性格上、すぐそーゆーこと言っちゃう私)けど、とにかく「ああー無事でよかった・・!」という思いと「あ、危なかった・・!」という緊張→弛緩でガクガク。
一方、地面に下ろされたミロは「あー怖かった!もうあっち行こうよ行こうよ!!」とシッポ立ててどんどん走っていこうとする。
結局ミロはすぐに何事もなかったかのようにはしゃいで遊び始めたのだが、その頃になってやっと私はムカムカと腹が立ってきた。遅いっちゅーの。
それにしても、私は咄嗟にミロを守ってあげられなかったと深く反省。前もそうだったよ。
ミロを引っ張ったら傷が大きくなりそうとか、相手に手を出したらこちらが噛まれそうとか思ってつい腰が引けてしまうところがある。
もしまたこんなことがあったら(ないことを祈るが)、瞬発で相手の犬をグーで殴るか蹴るかできるようでなくちゃダメだ。過剰防衛ではないはず。
危なそうな犬には近づけないのが一番だけど、今回は本当に予測不可能だった。
ショック覚めやらず凹むミロ・・ではなく、遊び疲れてうっすら残り雪でクールダウンしてるとこ。

「あ、なんか犬きた。」
