ここは馬場のおっちゃん2人がついてくれるのですが、その親方のほうが、私たちが到着する時間が遅かったのか、最初エラくご機嫌が悪く・・・
“乗馬の経験はあるのか”とか“腕の長さと比べてあぶみの長さをあわせろ”とか“手綱とたてがみをつかんでこう馬の背に・・”とかの合間に
「乗ったことあるって言いながら碌に乗り方も知らないのが多い」だの
「そんなやり方じゃだめだろう!」とか
「言うこと聞かないから落ちるんだ」とか、怒ってて、ちゃんと説明してくれないのー。
行く前から「どうしようかなー乗れるかなー」と不安がっていた両親(74歳&70歳)はビビッてしまい、車で待っていることに。
でも馬たちは小柄でしっかりした道産子で、鞍も安心なウェスタンだし、ホーストレッキング経験者の姉姪タッチー私はなんとか馬上の人になる。

鬱蒼とした林の中、クマザサの茂みにかろうじて通る獣道を進む。
ところどころ倒木や岩があっても馬たちは上手に避け、アップダウンしながらぽこぽこと進む。
私の前をゆくタッチー。

最初少し緊張したものの、私の乗った馬は本当に穏やかで、大自然の力も手伝ってか、不思議な一体感と信頼感に包まれる。
赤いのが私、続いて姪、姉。

小一時間歩き、私たちが乗馬を楽しむ様子を見てか、馬場に戻る頃には親方すっかり上機嫌に!
馬場では5月に生まれたばかりの、ひどく人懐こい子馬がいて、撫でてくれろと寄って来て可愛いのなんの。親方もこの子にはめろめろ。父と姉もめろめろ。

馬たち(とカミナリ親方)に別れを告げ、今度はまたもや塘路ネイチャーセンター斉藤さんのガイドで釧路湿原探勝路へ。
湿原の中を木道が整備され、ふかふかした葦の茂みやお花畑が広がっていますが、一歩湿原に入ると危険な深みではまると抜けられなくなるそう。
マカマカ!落ちるなよ!

マ「自分の足で歩いてみるのだ。」

夏から秋にかけての花があちこちに・・・

でっかい自然の中で自分の小ささに、じっと影を見る・・・

マ「あっ待ってぇ~~!!」

結局この日は7時にネイチャーセンターを出発し、解散が18時、11時間の長ツアーでした!
釧路湿原を味わいつくした1日でした~。
3日目以降に続く・・・