どうもね、新しいところをあちこち泊まり歩いたり、いろんなアクティビティにチャレンジしたり、というより、気心知れた居場所と楽しかったイベントを何度でも味わいたいタイプなんです。
毎回うれしいフットルースの朝ごはん。
1日目は和食、2日目は洋食で♪

さて3日目の朝は、前日の雨やみぞれ、雪をカチカチに凍らせる冷気で明けました。
ためしに朝食前にドッグランに出てみると、2日にわたって遊び倒したお嬢様ミロの足裏には痛ぁ~いカチカチ状態で、凹んだ顔でヨチヨチ歩くのが精一杯。
大好きな、沼に向かう林のほうにも、ついて来ようとしないくらい。
それでも、ゆっくりチェックアウトする頃には少し雪もゆるむかも、と、中津川渓谷へ向かって歩いてみました。

秋元湖も、溶け始めてるし・・・

少しでも足が痛くなさそうなあたりを、「この辺を歩いたら?」と促すとちゃんとそこを辿ってヨチヨチとがんばって歩くミロたん。
秋元湖畔キャンプ場まできました。
ちょっとシッポ下がってるね(笑)

もう少し先まで行ったけれど、中津川渓谷はずっとずっと先、さすがにムリ~と引き返し、人の気配のない、雪に覆われたキャンプ場でしばしまったり。

1日目に行った中瀬沼にしても、秋元湖周辺にしても、林の中を歩いていても本当に誰もいない。
中瀬沼は、平日はたぶん来訪者10~15人くらいか。でもゼロだと、どっちに歩いていったらいいかわからないので、ちょうどいい塩梅。
この日眺める秋元湖も、はるか湖上に、ワカサギ釣りのテントが点々と見えるくらい。

ミロはそれでも、それなりに楽しげに、雪の小山にテクテクと登ってみては、「あれェ~降りられないぃ~」とか。

2時間ほど、静寂と清冽な厳寒の世界を味わって、これにて雪遊び終了。
ミロも、肉球の間を赤くしながらよく歩きました。

さて、今回お初に立ち寄ったのが、猪苗代湖畔に静かに佇むTARO CAFE。

こちらはいわゆるドッグカフェではありません。
でも、湖を望むテラス席は、静かにしていられる子なら、状況によっては同伴OKと聞いていたので、まずは私が単身で入店し、
「犬いいですか~?静かにしていますから・・」とお伺い。
「わんちゃんですか?大きさは・・?」と尋ねられ、とりあえずOKをいただく。
念のため、「もしNGと感じたときは言ってください退場させますから~」とお伝えして、ミロ連れて改めて入店。

店内は細長く2つに仕切られ、このテラス席がいいんです。湖一望の窓に向かって、2人がけのカウンターテーブルが5つ。
私たちは一番奥のテーブルに落ち着きました。

視線の先はこんな景色。雪原のむこうは猪苗代湖。

しばらく眺めていると、白鳥が何羽か飛んできて、雪原(田んぼ?)で何かをついばんでいたり。

背後の壁の内側は、またまた落ち着ける内装のカフェコーナー。

ばらばらだけど統一感のあるテーブル&チェア、絶妙な感性で選び抜かれた小物インテリアやグリーンが配され、なんともくつろげる空間が広がる。

で、トイレは一転して白・白・まばゆい白!!ペーパーロールもなにやらカワユス。

で!で!
このお店にはお食事メニューはなく、スイーツ&ドリンクのみなのですが・・・
コーヒーは魔法瓶ででてくるわ、カプチーノはハートつきだわ、で、ケーキがね、もう~~ほんとうに美味しかったんです!!

奥がイチゴのショートケーキ(タッチー)、手前がチーズケーキ(私)。
どちらもゲージツ的に美しく、感動的に美味でありました。
今でも舌にチーズケーキのまったりした優しい甘みが蘇ってくるようよ。
他にお客さんは2組。
皆、声を抑えて、静かな時間を楽しんでらっしゃる。
店内にながれるのはオペラ・・・・

3日間放電した甲斐がありましたね。
ミロ、見事に気配がないくらい大人しくしててくれました。
もう一度書きますが、ここはドッグカフェではありません。
犬抜きでも、4人以上で賑やかにおしゃべりを楽しむには向かないかもしれません。
でも、細やかな気配りで整えられた店内の静謐な空気と絶品のスイーツに、「是非来年もまた来よう!!」と強く思った私たちでありました。
「なぜっ??!!こんなところにっ??!!こんなお店がぁっっ??!!」(すまん猪苗代・・・)
と、頭ぐるぐるしちゃうくらいの衝撃的にステキMAXなカフェでありました。
ちなみにスイーツはテイクアウトできます。
また、夏場はオープンエアのデッキ席があり、こちらは比較的気軽に「犬同伴OK」と思ってよさそうです。
これにて2009裏磐梯雪遊び、おしまい。