先日の水曜日、私とタッチーとで、はじめての富士登山にチャレンジしてまいりました!!
(ミロはまたもやおるすばん)

あまりにも非日常で強烈な経験だったので、自分のために記録を残しておこうと思います。
これを読んで「私も富士山に登りたい!」と思うかどうかは微妙・・・。
観光地化されているイメージもある富士山ですが、なんといっても日本最高峰の山!ナメてはいけません。まずは全力で事前調査し計画を立てます。
富士登山には主に4つのルートがあり、それぞれ難易度、所要時間が異なりますが、私たちの場合、
・夜間登山はしない
・山小屋宿泊はしない(日帰り)
・ご来光にはこだわらない
・混雑は避けたい
ということから、最短距離・最短時間で日帰りが容易という富士宮ルートを選びました。所要時間などは全くの参考値ですが、登り5時間、下り2時間半(休憩含まず)といったところ。
ちなみに須走ルートは登り5時間半・下り3時間、河口湖ルートは登り5時間半・下り3時間、御殿場ルートは登り7時間半・下り3時間くらい。
山小屋宿泊もツアー参加もしないので、「とりあえず行ってみてダメなら引き返す」柔軟さがキモのプランです。
プランが決まったら次は装備です。
6年前に屋久島に行ったときに買ったトレッキングシューズやモンベルのレインスーツがあるから新たに買うものなんかないし~と思っていたけれど、寸前で「シューズの靴底は4~5年で経年劣化する」と聞いていたのを思い出し、急遽購入。
神保町の「さかいやスポーツ」のシューズ館に行き相談すると、女性の店員さんがテキパキと足の測定、形状を見極め、コレ!と選んでくれた。続いて、私の足の癖をサポートするためのインソールとソックスも。
これがあーた、もっのすごく快適でした。ここでもデザインの選択権はないけれど、やはり靴は専門のフィッターに選んでもらうのが一番!!

他に、富士宮ルートは岩場が多くストックがあったほうがよい!とのことだったので1本3000円(破格)のを2本ずつ購入。
手前左の赤いのと青いのはザックカバー。つまりリュックの雨避け。
高山病予防に、持参の飲料は「酸素プラス水」にしてみました。1人1リットル。
「あれば便利かも」というものを全部持っていったら、その重みがつらくなるので、装備品は慎重に選別。
衣類も、出発地点(五合目)と山頂では10℃近く気温差があるし、疲れて動きが鈍くなると身体が冷えるし、で調整できる状態がよいとのことで、私は超薄手の吸汗速乾インナー+長袖速乾Tシャツ+フリースで出発し、途中でインナーダウンベスト、レインスーツのジャケット、と着足していくことにしました。
さて、14日(火)仕事から帰ってシャワーを浴びて最後の荷造りをして、夜10時に出発です。
まずミロを中原さん宅に預け、一路、御殿場方面へ。途中のSAで夕食を食べ、コンビニで朝・昼用のおにぎりなどを買って、富士スカイラインに入ると、深夜の山道では何度もシカに遭遇。車のライトに光る眼がちょっとコワかった・・・。
午前1時、ようやく富士宮口五合目駐車場着・・・の手前で、警備員さんに止められる。
前日の落石事故のため、レストハウスより上は閉鎖になっており、徒歩6分ほど下の路肩に誘導され駐車。とりあえずレストハウスのトイレに行く。ヘッドランプがないと真っ暗で歩けない上に、やはり少し息苦しいぞ!用心してゆっくりゆっくり歩く。
車に戻り、軽く寝酒をクイッとやって(ホントは高山病にはお酒はNG)2時前に横になる。タッチーはすぐに気持ち良さそうな寝息を立て始めるが私はさすがになかなか眠れず、でも横になり目を閉じているだけで十分、大丈夫・・とリラックスしているうちに少し眠れた。
4時半、トイレに行きたくなって目が覚める。夜が明け始めている。

トイレに行き、おにぎりと持参の味噌汁で朝食。これまた持参した水で簡単に洗顔を済ませ(水道などない)、着替えて車を出る。
おぉ、いいお天気ではないですか!

富士宮口は他のルートより五合目が標高の高いので、ここからでも十分雄大な景色が見られます。車でぴゃっと行けるしオススメ。
レストハウス前を通ると、昨夜は気づかなかった落石事故の痕跡が生々しく、ちょっとゾッとする。
AM6:00 さあ、いよいよ登山スタートです。

もうすでに森林限界を超えている荒涼とした風景がどこまでも、天高くそびえている。
こ、これを登るのね・・・・・

つづく・・・
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