ウルル最終日も超・早起き。5:15にホテルをチェックアウトし、大きな荷物は部屋に置かせてもらって5:30出発。
夜明けのウルルを見に行きます。

ウルルのふもとに到着。温かい飲み物をいただき、用意した軽い朝食をつまみながら、日の出を待つ。
東側の空の雲が真っ赤に染まり、とても美しかったのだけれど、そのあと太陽は上空の雲に飲み込まれてしまい、肝心のウルルを照らしたのはほんの一瞬・・・

左手奥にはカタ・ジュタが見える。
この日はウルル登山が予定されていたのだけれど、私達は事前に、アボリジニの人たちは聖地であるウルルに本当は登ってほしくないと思っている、と聞いていたので、非常に迷っていたのでしたが・・・

登山口。例によって大きさが伝わりにくいんだけど、白い筋がついているところに、唯一の手掛かりとなるチェーンが打ってある。
白い筋が始まるあたりまではチェーンもない。
突風にあおられたら、めまいをおこしたら、転んだらそのまま真っ逆さまか。
そして、ここから見える最上部で頂上までの3分の1くらいだそう。

が、この日は結局、強風のため登山口は開かず、登ることができなかったのでした。
聞くと、もう10日連続で登山口は閉鎖されたままだそう。

やはり、登らないのが正解なのだと、ちょっとホッとしているところ。
で、かわりに、ゆっくり時間をかけて、ウルルのふもとめぐりをしました。

鏡のように静謐な水を抱えた姿や

巨人が倒れ伏しているようにも見える岩々や

動物の巣穴という伝説がある穴や

そして、重要な儀式を行うアボリジニの聖地となっているポイントは撮影禁止となっていたり。

どうやったらこういう庇が自然にできるのか・・・

この赤い色は、もともとの岩石の色ではなく、鉄分を多く含んだ表面が酸化した色だそう。

ウルルを踏みしめて登るのではなく、まわりをめぐって、手で触れて、その大きさをたっぷり感じてきましたよ。
お昼前、ホテルを出発しエアーズロック空港へ。13:35キャセイCX504便で、オーストラリア西の端、パースへ移動。
シドニーに戻って往路と同じルートで帰国するつもりでいたのですが、混雑のためパース経由になった次第。

飛行時間2時間半。機内食、ラップサンドがやっぱり美味しかった。
14:45パース到着。日本との時差は-1時間のため、エアーズロックから1.5時間時計を戻す。ややこしい・・・・
さて、パースから香港に経つ便がこの日の深夜のため、半日くらい時間ができました。
ここからは完全にタッチーと私の2人旅。
トランジットではなく、航空会社も違うので、一旦全ての荷物を戻されます。
そのままでは身動きができないので、事前に調べておいたBaggage Lockerへ!

クレジットカードが使え、たしかA$12で(高っ!)24時間、大きな荷物を預けておけました。

身軽になったところで、タクシーをつかまえ、パース市内へ。
オーストラリアの9月はワイルドフラワーが見ごろ、市内のキングス・パークでは「ワイルド・フラワー・フェスティバル」開催中とのことで、行ってみました!

すっっっごく広大な公園のあちこちに、オーストラリア固有の野の花が、地域ごとに植えられていて

これはカンガルーポー。

クリスマスローズの原種みたいね。

あぁもう、とにかくご覧ください。



お天気もよく気候もよく、平日のため人も少なくて、頭上を見上げるとカラフルなインコが飛び交っていたりして、とても寛げました。

こーんな広々とした噴水広場もほとんど人がいないし。

なんだかカラスもオシャレだし!

夢のような美しい公園でした。

キングス・パークを後にしてパース市内中心部まで歩いてみたのですが(2~30分でつく)、まぁきれいなオフィス街だったり、ショッピングアーケードだったり、フェリー埠頭だったり。
で、特に目的もなく歩いたり循環無料バスに乗ったりしているうちに、17時になるとお店はどんどん閉まってしまい・・・

パース駅。広い~。誰もいない~。

駅のむこうの繁華街(?比較的遅くまで賑わっている、飲食店などあるあたり)のほうまで歩いてみたけれど、暗くなるとなんだか心細い感じがしてきて。

面白い建物のパブ「BRASS MONKEY HOTEL」。
とにかく、陽が落ちてからのパースの街はどうしようもなく寂しいところでして、19時には諦めて退散。
タクシーでパース空港へ戻り、荷物を引き取り、無事チェックインを済ませて、カフェでキッシュなどを食べたりショップを見たりお土産を買ったりして時間をつぶしました。

9/24(金) さよならオーストラリア。
0:05、キャセイCX170便、離陸。
この瞬間、心底ホッとしました。
だって、深夜のフライトにもし欠航などのトラブルがあっても、日本語デスクなんかあいてないからすごーーーーく困るところだったので。

夜食?のお粥や・・

朝食?のオムレツやらなにやら(もうこのあたりだと満腹でほとんど食べられなかった)を食べ、ぐーぐー寝ているうちに・・・
7:55香港着。(8時間近くのフライト。パースと香港は時差なし)
香港空港は往路にみんなと過ごしたのでちょっとリラックスして、免税店など覗いたりしながら、
9:10キャセイ504便で香港発。

最後の機内食。左上の「ピンクのモンブラン・抹茶クリーム添え」みたいなのは、恐るべきことに、そうめん。緑色のは全くきかないワサビ。
約4.5時間後、無事っっ!!成田空港に着きました。
あぁ長かった・・・けど、こうやって振り返ってみても、楽しかったなあ・・・・

さて、今回自分で買ったお土産、というか記念の品。
ロックスの街で見つけた、カンガルーの赤ちゃんのブロンズです。
直径4cmくらい。

裏にはロットナンバーも入っている、Silvio Apponyiというオーストラリアの彫刻家の作品です。
「Argyle gallery」というギャラリーでマラソン前日に出会い、実はかなりのお値段だったのですが、「マラソンで自己ベスト更新できたら記念に買おう!」と決めたのでした。

もうひとつ、記念になったのが、ウルル~カタ・ジュタ~キングス・キャニオンで何をしたか、の証明書のようなもの。
この中に、「ウルルの頂上まで登った」「ウルルの途中まで登った」の項目とともに「ウルルに登らないことを選んだ」という欄もあり、私達は天候で登れなかったからいずれにもチェックは入っていないけれど、やはり「登らない」と思っていたことは正しかったなあ、と思ったりしました。
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